ちゅーごく しんぶん こらむ
てんぷーろく
2021ねん 8がつ よっか
ゆーぐれどき、 JR ひろしまえき みなみぐちの ちかひろばで ふいに せみの こえが きこえた。 いぶかしげに あたりを みまわす ひとも いる。 「ねっちゅーしょー」わ せみにも あるらしく、 ひかげを さがす うちに まぎれこんだのかも しれない。
ちじょーの ひろしま ちほーでわ、 かんかんでりが つづく。 つーきんきゃくも うおーきんぐの ひとも たてものや がいろじゅの かげを つたうよーに あるく。 しんごー まちの あいだにも、 どーろ ひょーしきや しちゅーの つくる かげに みを よせて いる。 「かげふみ」のよーでも、 ほんにんに して みれば、 きらくな ものでわ あるまい。
ひなたでの しごとを よぎなく される しょくにんさんにわ、 「えんねつ じごく」も どーぜんだろー。 さえぎる ものが なに ひとつ ない。 くーちょー ふぁんの ついた さぎょーぎわ、 この なつも にんきらしい。 せめて いちじ しのぎに なって くれれば、 いいのだが。
もっとも、 なつやすみの じゆー けんきゅーにわ、 むしろ ちゃんすだろー。 じたくから かげを つたい ながら いける みちわ、 あさ ひる ゆーで どー ちがって くるか。 てづかみに できるくらい よわった 「ねっちゅーしょー」 ぜみわ、 きおんが なんどの とき、 どこに なんびき あらわれるのか…。 かも、 もーしょが にがてと きく。
じゆー けんきゅーにわ、 それわ それで ひとつ、 きがかりの たねも ある。 できばえを あんじる あまり、 ほごしゃの 「かげ」が ちらつく ことだ。 きょーいくねつわ やはり、 ほどほどに こした ことわ ないよーで…。

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