ちゅーごく しんぶん こらむ
てんぷーろく
2015ねん 11がつ 11にち
きくも なみだ、 かたるも なみだ、 と いう。 おもいだす ひとわ もちろん、 うけとめる がわも こころを よせて、 かん きわまる。 とりわけ ひさんな せんそー たいけんや のこされた ものが かさねた くろーが そーだ。 たがいに つらくとも きょーゆー したい はなしが ある。
この しょーじょも みみを かたむけ、 なみだを ながし、 みを ふるわせたらしい。 「しょーねんの しゅちょー」 ぜんこく たいかいで さいゆーしゅーしょーに なった ひろしましの ちゅーがく 2ねん ふじい しほ さん。 ほんし じゅにあ らいたーの いちいんと して ひばく たいけんを ききとる なかで、 かんがえた ことを うったえた。
「かたる おもいと きく おもい」と だいした やく 5ふんの はっぴょー。 しゅざい した ひばくしゃとの やりとりを、 まるで ひとり しばいのよーに さいげん した。 ある ひとわ 8がつ むいかを かたる うちに にゅーわな かおを ふいに いっぺんさせ、 ひきつったよーな えみで おそろしい こーけいを まくしたてた、 と。
きずに ふれた─。 しょーじょわ みずからを せめ、 1じわ しゅざいが いやに なる。 だが べつの ひばくしゃの 「くるしんでも はなす」との しんねんを しり おもいなおした。 「わたしわ ききます。 ぜんりょくで」。 むすびの ことばに はくしゅが ひろがったのも、 かたい けついえの きょーかんだろー。
しょー6から こー2まで、 45にんの らいたーが かつどー する。 あの ひを かたる おもいを、 うけとめる かくごを もって むきあう。 ひばくしゃが へる いま、 じゅにあ ならずとも たいけんを きき、 ともに なみだしたい。 かくはいぜつを つよく ちかう ために。
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